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「2021年!コロナ禍での成長の鍵⑤」【ドリームムービー通信:第143号】

今号も「コロナ禍での成長の鍵」の続きとなります。

2021年のメルマガは、ここまでWeb会議システムを活用し、ビジネスにどう活かしていくのかを目的としながら、配信をワンランクアップするための機材や手法についてお話ししてきました。
今回はさらに、プロ用機材の活用から、Web会議システムで録画をした動画素材の活用方法をお伝えいたします。動画編集をする際には、Web会議システムの動画素材ならではの特徴がありますので、
ぜひとも参考にしていただければと思います。

【プロ用機材を活用する】
前号までに、配信をワンランクアップするために、一眼レフカメラやキャプチャー機器などの外部機器を使用する方法をお話しいたしました。
現状では、PCの既存機能のみよりも格段に映像・音声のクオリティが上がります。

*写真:フォトACより

*BOSTIN USB3.0 HDMI VIDEO Capture

 

さらに、私ども映像制作会社の撮影機材を活用した、スタジオ・イベント会場での撮影スタイルのお話しをさせていただきます。
こちらのスタイルは従来のロケーション撮影にライブ配信をプラスしたかたちをイメージしていただければと思います。

「日経ビジネス:Raiseライブ」撮影:Dream Movie

例えば、2名での対談動画を配信する場合は、カメラは最低でも2台は用意し、
映像を適宜切り替えるためにライブスイッチャーを準備します。

*Blackmagicdesign社ATEM Miniシリーズ

SONY NXcam

UWP-D21

・業務用ビデオカメラ2~3台+カメラマンで登壇者の映像をしっかりと捉える
・ライブスイッチャーにより適宜に映像・音声の切り替えが可能
・スイッチャーに外部PCを接続し、PPT資料などの送出が可能
・各登壇者にワイヤレスピンマイクを装着し集音
・カメラもしくはスイッチャーにて高画質録画

以上のような効果があります。

 

もともとイベントで行っていた撮影に配信をプラスしたかたちですので、映像と音声のクオリティはワンランク上に位置すると思います。現在はイベント等では集客することが難しい状況ですが、お客様を会場に招かなくとも、このような撮影・配信スタイルを用いることで、従来のイベントに近い臨場感をお届けできます。

「日経ビジネス:Raiseライブ」撮影:Dream Movie

簡単に配信をするという観点でしたら、各PC・各一人にカメラが備わっており、複数の映像を配信することは既存のWeb配信システムでも可能となっていますが、
従来のイベント撮影のような業務用カメラ、ライブスイッチャー、カメラマンによるカメラワークといった、専門機器・専門技術で創り出す映像は観るものを惹き付ける力があります。
イベント、対談、セミナー等を企画される際は、映像のプロフェッショナルの活用もご検討いただければと思います。

【Webで収録した動画をコンテンツ化する】

カメラやマイクなど様々な機材を活用しクオリティアップした映像は、ぜひとも記録していただいて、動画コンテンツを作成してみてはいかがでしょうか。
上記の業務機器を活用した制作スタイルですと、もちろん従来の動画収録ができますので、
高画質素材を扱う編集作業が可能となります。

Web会議のシステムを活用した配信時にも録画することが可能です。
以前にも述べましたが、Web会議システムには、Zoom、Microsoft Teams、Cisco Webex等、さまざまなシステムがリリースされています。
ご存じのことと思いますが、各アプリケーションには録画機能が備わっており、ミーティング開始時に録画をオンにすれば、
映像と音声を記録することが可能です。

Zoomビデオコミュニケーションズ

現在、Web会議で最も活用されているZoomミーティングを例にとりますと、プロ版以上の契約ではクラウド録画が可能となっています。
設定をすることにより、下記のような数種類の動画ファイルが同時に保存されます。

・ギャラリー(参加者全員の映像)
・スピーカー(話者の映像)
・共有(共有機能を使用した際の映像)
・上記を組み合わせた映像

話者と共有画面(PPT資料)を編集で組み合わせることで、教育コンテンツ動画を作成することも可能ですので、ぜひ録画していただいて動画制作をご相談ください。

例えば録画ファイルを活用した一例です。
Webミーティングで商談ロープレを撮影した場合の編集例です。

上記はWeb収録素材でよくあるメインの大画面と小画面のマルチ映像です。このままでもコンテンツとして使用することは可能ですが、画面のレイアウトを調整しテロップを追加するだけで伝わる力が変わってくると思います。

弊社はこのような編集を多数承っておりますので、ぜひご相談ください。

 

イベントのようにしっかりと撮影・配信し、収録素材を編集するのが最もハイクオリティーなコンテンツが作成できますが、時間と手間を考えますと、現状ではWeb会議システムを利用した動画収録が現実的な選択かもしれません。
その際は、Zoom、Microsoft Teams、Cisco Webex等の収録方法のサポートもさせていただきます。
お気軽にご相談ください。

次号では、皆さま方が自社で配信を行う場合と私ども映像制作会社にご依頼いただいた場合の比較を行いたいと思います。
さらにWeb会議をビジネスに活かすためのアイデアをお伝えいたします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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