今回も映像制作Tipsをお伝えします。ネットで話題になっているGoogle Geminiの新機能「nano banana」
https://ai.google.dev/gemini-api/docs/image-generation?hl=ja
この「Gemini nano banana」は、キャラクターを保持して類似画像を作成するという、生成AIの課題をかなりの精度でクリアし、AI業界全体から見ても大きな進歩なんじゃないかなと思っています。
前回は「ウサギとカメ」をマイクラ風でリメイクしましたけど、キャラクターの再現度という意味では分かりにくい生成でした。そこで今回は、一枚の写真素材から様々なシーンの画像を生成するトライをしてみたいと思います。
※オリジナル画像
オフィスにあったサンタクロースのフィギュアを写真で撮り、様々なシーンに生成できるのか試してみます。
①写真のサンタクロースのおじさんがビジネスマンになった画像を生成してください。
★サンタさんの顔や背格好はそのままにビジネスマンに変身することができました。シーズンオフは働いてるのか謎ですが、、、
②この画像のおじさんが、デパートで世界の子供のためのクリスマスプレゼントを購入している画像を生成してください。
★ビジネスマンに扮して子供たちへのプレゼントを買いに来たサンタのおじさん。完璧に変身したはずが、勘の良い子供たちには通用しなかったのか、、、
③この画像のサンタクロースが、トナカイのソリに乗って空を飛んでいる画像を生成してください。
★身バレしてしまったサンタさんですが、とにもかくにも、いつものように子供たちの夢を叶えるため世界を飛び回ってくれたようです。
いかがでしたか? 少々悪ノリをした感じもありますが、、、 それはさておき、できそうでできなかったキャラクターの再現がこの精度でできてしまうんですから、AIの進化は末恐ろしい限りです。実在しない?サンタさんだから許されるものの、いわゆるディープフェイクの問題が大きくなっていく未来が想像できますね。
この生成AIの進化はとても嬉しく思うと同時に、悪用されたら厄介だろうなと感じたのが正直なところです。しかし正しく活用すれば、私たち映像制作者にとっても強力なツールなのは間違いないでしょう。今後もチェックしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。