■扉絵:「Dream by WOMBO」でAI画像生成
今回のメルマガは「アート界もザワつく!AIによる画像生成(進化編)」と題して
・「Midjourney」から、「Stable Diffusion」へ
・ LINEに送信するだけ!「お絵描きばりぐっどくん」
・ AIのオープンソース化で訪れる未来に備える
をポイントとしてご紹介いたします。
・「Midjourney」から、「Stable Diffusion」へ
ドリームムービー通信220号で、AI画像生成サービス「Midjourney」の作りだす画像が「プロレベルですばらしい!」と鼻息荒くお伝えしましたが、あれからほんの数日で、AIの世界では「Stable Diffusion」に話題が一変してしまいました…
「Stable Diffusion」は「Midjourney」と同様にAIによる画像生成を目的としていますが、「Midjourney」の完成度は高いが『何となくAI画像生成風』から、ユーザーが独自にアレンジできる、自由度の高い開発環境といったイメージでしょうか。
しかし「Stable Diffusion」の最大の特徴は、この環境がオープンソースだということです。
つまり「Stable Diffusion」を自由に独自のサービスとして開発できます。
今号も検索をお願いするようで申し訳ありませんが、#stablediffusionで検索お願いいたします。
すばらしい画像が出てくるのはもちろんですが、ユーザーが独自開発したサービスがどんどん出てきています。
その中には待望の日本語での画像生成が可能なサービスも出てきています。
■MEMEPLEX (Stable Diffusion を活用した日本語でのAI画像生成サービス)
・LINEに送信するだけ!「お絵描きばりぐっどくん」
なんと大学生のNishinoさんが、「Stable Diffusion」を日本語で、しかもLINEにメッセージを送るだけで使えるサービス「お絵描きばりぐっどくん」を発表しました、無料です。
(20022年8月30日現在)早速使わせていただきました。
Botチャットにメッセージとして「エドワードホッパーが描いた下町」と入力後、ほんの数秒でこちらのイラストが生成されました。
驚きの結果です。日本語で自由にテキストを入力、しかも難しい知識ゼロ。誰でも使えるLINEで画像生成…いったいAIの世界で何が起こっているのでしょう。
興味がある方は是非、LINEの友達登録で使ってみてはいかがでしょうか。
■LINE bot「お絵描きばりぐっどくん」(友達登録)
・AIのオープンソース化で訪れる未来に備える
AI画像生成サービス「Midjourney」の登場でアートがより自由になり、さらに「Stable Diffusion」のオープンソース化によって、魅力的な多くのAI画像生成サービスが誕生しています。
しかもこの大きな流れが、ここ1、2か月という驚くべきスピードで進んでいます。
「お絵描きばりぐっどくん」の開発者Nishinoさんはこのサービスを数日で完成されたそうです。
ほんの数か月前にはAIと言えば「このままでは仕事を奪われる」とただ恐れていたように思います。
しかし現在AIのオープンソース化によって、AIの民主化が始まろうとしています。
決して恐れることではなく、AIがより身近になってきていると捉えた方がいいのではないでしょうか。
次はどんな新しいサービスが出てくのか楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次号もお楽しみに。