皆さま こんにちは。
いつも【ドリームムービー通信】をお読みいただきありがとうございます。
今号と次号は「第83期A級順位戦最終局」についてご紹介いたします。
令和7(2025)年2月27日に静岡市にある徳川慶喜公の屋敷跡「浮月楼」で開催される「第83期A級順位戦最終局」にてA級棋士10名による一斉対局が行われます。
今回我々はその浮月楼で26日に行われる前夜祭と
翌日に静岡市民文化会館(↓写真)で行われる
最終戦5局の大盤解説会のライブ配信を担当させていただきます(画像は昨年の様子)
第83期順位戦とは、2024年6月11日~2025年3月11日(予定)に実施される棋戦「順位戦」で「第83期名人戦」の予選に相当し A級順位戦の優勝者が現在「名人」のタイトルを持つ藤井聡太名人への挑戦者となります。
名人への挑戦者を決めるとともに B級1組への降級者も決定するため 対局時間の長さや注目度の高さから最終局が開催される日は「将棋界の一番長い日」と称されています。
【将棋のA級とは】
トップクラスの棋士10人で名人への挑戦権をかけて争う順位戦。
【A級の順位戦のルール】
○10人の棋士による総当り戦
○順位1位は名人戦七番勝負の敗者、以下前期リーグの成績順に8位までです。
○9・10位はB級1組からの昇級者となります。
○最高成績者は名人への挑戦権を得ます。
○下位2人はB級1組へ降級します。
【第83期A級順位戦の参戦者10名】
藤井聡太名人への挑戦権をめぐる争いは、佐藤天彦 九段が先頭で3名の争いに。
挑戦の可能性があるのは佐藤天彦 九段、永瀬拓矢 九段、増田康宏 八段の3名
佐藤九段が8回戦に勝利して6勝2敗でトップに立っており 最終戦の相手は佐々木勇気 八段です。
勝利すれば挑戦権を獲得、敗れるとプレーオフに進むことが決まっています。
永瀬九段は8回戦を勝利しましたが、延期されていた7回戦の渡辺九段との一戦に敗れて3敗に後退しました。
最終戦は増田八段との直接対決です。佐藤九段が敗れた場合、この一戦の勝者がプレーオフで佐藤九段と挑戦権をかけて戦います。
最終戦は2月27日(木)に静岡県静岡市「浮月楼」で一斉に行われます。
以下が対戦カードです。
△豊島 九段 vs ▲千田 八段
△永瀬 九段 vs ▲増田 八段
▲渡辺 九段 vs △菅井 八段
△稲葉 八段 vs ▲中村 八段
△佐藤 九段 vs ▲佐々木 八段
佐藤天彦 九段が佐々木勇気 八段に勝利して藤井聡太名人への挑戦権を得るのか
敗れて永瀬拓矢 九段もしくは増田康宏 八段とのプレーオフにもつれ込むのか最後まで目が離せません。
第83期順位戦A級最終局「将棋界の一番長い日」前夜祭や大盤解説の模様は将棋連盟さまのYouTubeチャンネルにてライブ&アーカイブ配信される予定ですので、是非ご覧いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。次回もお楽しみに。