2022年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2022年、当社は、1月4日より始動しております。
始動後最初となる今号は、上田が担当いたします。
まだまだ予断を許さないコロナ禍で、本年は「寅（とら）／虎」の年、逆境においても立ち向かっていく力強さに加え、2022年は、「壬寅（みずのえとら）」、2022年に生まれる新生児、本年還暦となる1962年生まれの方々の干支で、乳虎、母虎といわれるような優しいトラという特徴があるそうです。
さて、今号では、主要経済誌が予測する本年の動向を確認し、近未来から遙か先の地球の未来を予測する映像に触れてみたいと思います。
■2022年の経済動向
昨年末（2021年12月27日）、日経BizGateが、「どうなる2022年? 経済4誌「予測」まとめ」を公表しました。
https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXZQOLM220XQ022122021000000
その経済4誌は、「週刊東洋経済 2022大予測」、「週刊エコノミスト 日本経済総予測2022」、「週刊ダイヤモンド 2022総予測」、「日経ビジネス 徹底予測2022」で、誰もが知る経済誌です。
そこでのキーイシューとして以下が挙げられています。
【半導体】 供給不足いつ解消？
【自動車】 EVシフト加速
【航空・鉄道】 コロナ禍で一変した環境 どう対応
【商社】 資源高一服で地力問われる
【コンビニエンスストア】 事業モデル見直し急ぐ
各誌で異なった視点もあり、詳細は上記サイトを閲覧いただければと思います。
まとめとして、「最大のポイントは、コロナ禍」であるとしながら、「日経ビジネス」が、総合的なチェックポイントとして挙げた以下と共に、企業トップやリーダーに難しいかじ取りが求められる局面が続きそうであると締められています。
①食品値上げ
②北京五輪・パラリンピック
③プラスチック製品への規制強化
④少子化対策の制度拡充（男性の育児参加支援）
⑤年金制度の改革
⑥再生エネルギーへの市場原理導入
⑦動物愛護法の改正
⑧中国共産党大会
⑨米バイデン政権下の中間選挙
⑩広がる宇宙ビジネスの可能性
■科学の発展と未来予測
上記にも、自動車のEVシフト加速が挙げられていますが、日本自動車工業会が、今から約4年2ヶ前の2017年10月30日に、約12年後となる2030年の自動車を中心としたモビリティをイメージした動画を公表しています。
日本自動車工業会『2030年 近未来のモビリティの世界へようこそ』（4:02）2017/10/31
https://www.youtube.com/watch?v=YI0mIT-bL6s
・事故ゼロ社会を目指して自動運転機能の普及が進展
・ドライバーの体調をセンサーで見守る機能により、高齢ドライバーも安心・安全な運転が可能に
・過疎地でも携帯端末等で、自動運転サービスが利用可能に
・再生可能エネルギーの普及も背景に、エコカーは究極のCO2排出ゼロに
・ワイヤレス充電の普及等によりバッテリー残量を気にせずドライブ可能に
・日本は環境先進国として世界の指針となるエコでクリーンなモビリティ社会を追究･･･
等々、快適な社会が活き活きとイメージされるものです。
まだコロナ禍の前のものですが、2022年となった本年から約8年後の姿ということになります。このまますべてが実現するわけではないでしょうが、多くはイメージできるのではないでしょうか。
また、世界を変える未来のテクノロジーや地球の未来予測等、2025年、100年後、1000年後、1億年後を描いた映像も公表されていますので、ご興味がある方はご覧ください。
●トップランキング『世界を変える未来のテクノロジー8選』（10:09）2017/01/13
https://www.youtube.com/watch?v=S7HzLDBNSuw
●ブライトサイド『2025年、私たちの住む世界はどのような変化を遂げていると思う？』（11:06）2019/09/07
https://www.youtube.com/watch?v=yjTG-tsvvpU
●トップランキング『100年後のテクノロジー』（10:06）2017/06/27
https://www.youtube.com/watch?v=WeNH-6ukjtQ
●ブライトサイド『どうなるの？１０００年後の地球と人類！』（13:36）2018/04/29
https://www.youtube.com/watch?v=pwKzXM5Al0s
●ブライトサイド『1億年後の地球はどのように変化しているのか？』（10:24）2021/06/17
https://www.youtube.com/watch?v=sjW3Y2iSNCk
かなり興味深いものばかりです。
これからも科学の発展は加速度的に進化し続けるという確信が感じられ、より便利で快適な社会が到来することは間違いないでしょうし、想像もできないような未来がやってくるという予感もあります。
ところが、そのような科学や経済等の発展と、人間の幸福度との相関関係はどうなのでしょうか？
興味深い研究・調査結果が少なからず公表されています。
内閣府経済社会総合研究所『幸福度に関する研究～経済的ゆたかさは幸福と関係があるのか～』2007年5月
https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/archive/e_dis/e_dis182/e_dis182.pdf
マーケティングの父と言われる、フィリップ・コトラー教授が、「GDP信奉からの脱却」をキーワードに、買い過ぎ・作り過ぎの世の中を変える方法を考察する記事も、日経ビジネス（2021年1月7日）で記載されています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK053M50V00C21A1000000/
科学や経済等の発展と、人々の「幸せ感」は、必ずしもリンクしていない、ある一定レベルからは、同レベルか、むしろ、下降しているようにも読み取れます。
科学や経済等の発展は、すばらしいことに違いありませんが、それと並行して、お金・財産・健康・地位・名誉等に左右されない、揺るぎない「幸せ」をみんなが感じられる社会の到来が望まれます。
世界が、そして日本が、長引くコロナ禍をどう乗り越え、その先の未来をどう描いていくか、そしてみんなが「幸せ」を感じて生きてゆける社会になっていることに心を馳せています。
本年が、逆境に立ち向かう力強さと、正義感に満ちた優しい社会となりますよう、そして、人々が「幸せ」を実感して人生を送れる社会の起点の年となりますように。
本メールマガジンが、皆さまのお役に立ちますよう、また皆さまにとって、よりよい年になりますことを願っています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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