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「日本発エンタメコンテンツ復活の狼煙か?」【ドリームムービー通信:第196号】

今回のメルマガは「日本発エンタメコンテンツ復活の狼煙か?」と題して、
世界へ向けての日本発エンタメコンテンツが復活の兆しを見せているのではないか?という視点で、

■アカデミー賞4部門ノミネート、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」
■TikTok で世界が注目、超ときめき宣伝部「すきっ!~超ver~」
■二作品の共通点にはビジネスのヒントが

以上をポイントとしてご紹介いたします。

■アカデミー賞4部門ノミネート「ドライブ・マイ・カー」

映画「ドライブ・マイ・カー」は「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」で多くの国内外の賞を受賞している濱口竜介監督による、近年最も重要な日本映画と言われています。
同作はすでに、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞しており、さらに3月27日のアカデミー賞に作品賞を含む4部門でノミネートされています。
濱口監督の演出力、脚本力、すべてが高次元で奇跡のような作品と感じました。
同作のレビューはすでに多くの方が紹介されていますので、詳しく解説はいたしませんが、村上春樹の短編をベースに、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を劇中劇として取り入れ、複雑な人間の心理描写を見事に描いています。

濱口監督の映画「ドライブ・マイ・カー」は、コロナ禍など世界的に困難な状況が続くなか、日本的なアプローチによる上質な癒しの時間を人々へ与えているのではないでしょうか? 179分の特別な物語をぜひ皆さまも体験してみてはいかがでしょうか。
※現在Amazonプライム等の配信サービスがスタートしています。

■TikTok で世界が注目「超ときめき宣伝部『すきっ!~超ver~』

超ときめき♡宣伝部は、スターダストプロモーションのアイドルグループで、ももいろクローバーZの妹分と捉えていただければと思います。
端的に言ってしまえば、彼女たちの楽曲「すきっ!~超Ver~」がTikTokを発信源としてアジアをはじめ世界中でバズっています。特にBTSやBLACKPINKなど、世界的なアイドルグループを数多く輩出する韓国でブームになっており「すきっ!~超Ver~」の振り動画をアップするアーティストも出てくるなど、ちょっとした事件になっています。その背景には、楽曲の素晴らしさとは別に、「きわめて日本的なアイドル」K-POPとは真逆な姿に(可愛い衣装に、全力アイドルのパフォーマンス)共感が集まったということがあるようです。

■二作品の共通点にはビジネスのヒントが!
近年、日本のエンタメ業界は海外進出で苦戦を強いられる部分があり、音楽ではK-POPの要素を取り入れるなど、試行錯誤していました。その上で、今回取り上げた世界へ届く二作品には、「自分たちの強みを徹底的に掘り下げる」という共通点があるのではないでしょうか?
簡単なことではないのですが、
ビジネスの分野でも自社の強みを改めて考えることで、世界的なヒットにつながるヒントがあるかもしれません。

いかがだったでしょうか。今回は「日本発エンタメコンテンツ復活の狼煙か?」をお届けしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次号もお楽しみに。

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