新しい年が明け、早半月が経過しようとしています。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われるように、毎年あっという間に過ぎていくように感じます。
そう思うと、寒さが厳しさを増す季節もあっという間に終わって、すぐに春が来るとも考えられますね。
現実は、日々寒さと向き合いながら、仕事や日常生活を懸命に過ごすということでしょうが、
その中で、節分、梅の開花、ひな祭りといった行事や景観も楽しみながら、桜の季節を迎えたいものです。
新年の抱負を忘れないよう、
ワクワクしながら新しい年を歩んでいきたい…
私どもドリームムービー株式会社では、
平成から令和となった昨年、下記の2つの大きな目標を社内で共有しましたが、本年も継続してまいります。
1. 「定額動画サービス」
2. 「未来(夢・目標/中長期計画)の映像化」
会社・組織や個人で、皆さまが、
映像を有効活用していただけるよう、
これまで以上に、真剣かつ楽しく仕事に取り組んでいく所存です。
前号は、
「2020年! 企業動画・企業映像の動向は?」というテーマの続きで、GAFA(ガーファ)についてお話しさせていただきました。
GAFAは、大規模なIT企業であると共に、社会変革をもたらしている企業であり、収集する個人情報等をビッグデータとして活用していることが特徴とされています。
近未来の鍵を握るのは、5Gに始まる次世代通信とビッグデータと言われていますが、消費者にとって、便利でわかりやすい商品やサービスであっても、企業や開発者にとって公平な競争環境に乗れず、市場の公平性が失われるという点が懸念されています。
今号は、映像業界に及ぼす影響について述べ、次号でVUCA(ブーカ)等につなげていきたいと思います。
VUCA(ブーカ)の前に、GAFA(ガーファ)のレビューをしておきたいと思います。
GAFAは、Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字を取った呼称で、社会変革をもたらしている巨大企業です。
2019年11月19日の日経新聞によると、アマゾンの18年の研究開発費は約3兆2000億円と世界企業で首位、グーグルは実用化が20年先ともいわれる次世代計算機の量子コンピューター研究で先行しているそうです。
最近はデータの独占に世界各国で批判にさらされることも多く、日本でも政府がGAFAを念頭にデータ寡占による競争阻害を規制する新たなルール整備が進んでいると報道されています。
GAFA以外でも巨大IT企業を指すFANG(ファング)も注目されており、これはGAFAのAppleに代わりNetflixが加わったものです。
Netflixは、アメリカ最大手の動画配信サービスを提供している会社で、ビッグデータを活用するハイテク企業として注目されています。
特徴は、月額定額制で豊富な映像コンテンツ(映画やドキュメンタリー、オリジナル作品等々)を
見放題、対応デバイスも豊富、1人1人に最適なコンテンツをレコメンドすることがあげられています。
このレコメンドとは、1人1人が、過去に視聴した膨大なデータを、集計・分析して、嗜好にあったコンテンツを表示することで、これまで知らなったけど自分の好みにあっている作品を、自分で探索しなくても発見できるのだそうです。
レンタルレコードからレンタルDVDと、購入するより廉価に視聴できるようになった時代から、店舗に行かずとも、手元の様々なデバイスで、観たいときに観たいところで観たいだけ定額料金で観れるという時代になったのですね。
視聴者にとっては、動画コンテンツの視聴環境が大きく変わって来ていると言えますが、動画制作においても、近い将来大きな変化があることは確かでしょう。
当社は、主に動画コンテンツを制作していますので、社会変革を伴うような変化に対し、へっちゃらではいられません。そのような、大きな変化はしっかりウォッチして、真摯に受けとめることが必要だと感じますし、仮にそうできたとしても、大きな波に瞬時に飲み込まれてしまう恐怖もあります。
しかし、本質は見失わないようにしなければと思います。
私たちの理念を貫き通し、ビジョンを遂行していくことは決して見失わないように肝に銘じていかなければと思うのです。
次号は、VUCAについて述べ、本タイトルを終えたいと思います。