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映像制作Tips#07 Adobe Character Animator 02【ドリームムービー通信:第225号】

映像制作Tipsの7回目は前回に続きAdobe Character Animator(以降、Adobe Ch)です。

■About Adobe Ch
2Dキャラクターのアニメーション作成アプリ。パペット(操り人形)に任意の動きを加えるアプリケーションです。AI技術により、カメラの映像をリアルタイムでモーションキャプチャーし、パペットに反映させることもできます。

これまでは自製することが難しかったアニメーションを、アプリの進化によって誰もが制作できる可能性がある、ということを224号でお話ししました。テンプレートのパペットをアレンジし、自動的にリップシンク(口の動き)と身体の動きを生成することで、簡単にキャラクターに命を吹き込むことができました。

★前回のサンプル動画

今回はオリジナルのイラストキャラクターを作成し、そのキャラをアニメーション動画に活用してみたいと思います。

■サンプル動画「パペットが紹介する“ドリームムービーのライブ配信サービス”

いかがでしたか?
簡易的なものですが、オリジナルのキャラクターを使用して、当社のサービスを紹介する動画を作成してみました。以下にポイントを上げてみます。

■ポイント①:Adobeイラストレーターもしくはフォトショップでキャラクターを作成可能。

Adobe Chのパペットメーカー機能を活用して、テンプレートにあるキャラクターのアレンジができることを前回お話ししました。

ただし、ゼロからオリジナルキャラクターを作成したい場合には、イラストレーターもしくはフォトショップを使用します。ある程度普段使いしているイラレ、フォトショなら筆者でも敷居が低く思いました。今回はイラストレーターを使用していますが、別途アニメーション製作用のアプリを用意する必要はありませんので、ここも自製するポイントの一つですね。

■ポイント②:イラストレーター、フォトショップのレイヤーがAdobe Chと連携

Adobe Chに対応したレイヤーを用意して、各パーツを作成します。例えば右目は“Right Eye”のレイヤーの中に、瞬き“Right Blink”、瞳“Right Pupil”、眼球“Right Eyeball”といったように個別に作成・配置します。Adobe ChにイラストレーターファイルAIを読み込むと、そのレイヤーが呼応しアニメーション化される仕組みです。
つまり、従来どおりにイラストを描いて、そのキャラクターのパーツをAdobe Chのルールに則ってレイヤー分けすることで、アニメーションができてしまうんですね。Adobe製品ならではの使い勝手の良さです。

※レイヤー分け、レイヤー名は重要なポイントです。下記Okay Samuraiさんのサイトで、レイヤーのみ作成された空白のテンプレートが入手可能です。
※外部サイトとなります。“Google Transparency Report”のチェックで安全サイトの確認済みですが、自己責任のもとアクセスください。
★Okay Samurai
https://okaysamurai.com/puppets/

■ポイント③:口のバリエーションが大切


音声ファイルに合わせてキャラクターに喋らせることが最も重要な機能ですので、口のバリエーションを14種類作成するようになっています。

Mouseレイヤーの中に、ニュートラル、スマイル、サプライズなど、音に合わせた14のバリエーションを作成します。こちらはWEBの情報を参考にしながら、様々な口のかたちを作成しました。



作成したイラストレーターのファイルをAdobe Chに読み込み、合成音声ナレーションと組み合わせます。そして前回お話しした、 “シーンオーディオからテイクを計算”(リップシンクを自動的に反映)と “音声から頭の動きを計算する”(身体が反応する機能)を適用すれば、イラストレーターで作成した、目や眉、14のバリエーションの口が動き出します。

イラストレーターのレイヤー分け、レイヤー名を正しく行えていれば、さほど難しい作業ではなくキャラクターに命を吹き込めると思います。

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キャラクターアニメーション作成ソフトAdobe Ch、いかがでしたでしょうか?
筆者自身、まだ基本的な機能を扱える程度ですが、教材動画等ビジネスシーンにとても役立つものになると感じました。さらに使い込んでいきたいと思いますので、また次の機会でお伝えします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに。

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