■扉絵:「Dream by WOMBO」でAI画像生成
今回のメルマガは2022年度版「見守りカメラがやってきた」(前編)と題して、
・「実家のスマートホーム化」課題は監視
・ 加古川市のDX戦略「スマートシティー化」
をポイントとしてご紹介いたします。
一年前のドリーム通信180号181号で、「見守りカメラがやってきた。」と題して、ペット用の見守りカメラを、私の実家の事例をもとに、遠くはなれた家族の見守りに活用しているという内容をお伝えいたしました。
今回は、昨年お伝えしたメルマガのアップデート情報として、2022年の見守りカメラを始めとする、「実家のスマートホーム化」の課題や、加古川市の「スマートシティー化」構想の一部をご紹介いたします。
・「実家のスマートホーム化」課題は監視
2022年に入り、見守りカメラ等を活用した「実家のスマートホーム化」というワードをよく聞くようになったのではないでしょうか。その代表的なものとして、グーグルのGoogle Nest Camを活用した、スマートホーム化が挙げられます。グーグルの本格的なサービスの登場で、「実家のスマートホーム化」を行った方がブログやYouTubeなどで、利便性や課題点などを発信されていました。
多くは「実家のスマートホーム化」による利便性を伝えるものでしたが、一方で「監視」というワードも頻繁に登場していました。たとえ家族でも、24時間カメラによる監視下にある生活というのは、抵抗があるという方が多かったのかもしれません。ちなみ私の実家は何の抵抗もありませんでした、今朝もカメラ越しに挨拶をしました…
そんな中、家族の見守りサービスで好評を得ているのが、セキュリティー企業大手、セコムの「セコム・ホームセキュリティー(親の見守りプラン)」です。
https://www.secom.co.jp/lp/hs/s59/
こちらのサービスはカメラではなく、センサーによる異常信号(一定時間動きが無いなどの場合)をセコムへ送信するもので、「緩やかな見守り」が特徴で現在多くの方が利用されています。「実家のスマートホーム化」にチャレンジしたいけれど、カメラはちょっと…という方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
・加古川市のDX戦略「スマートシティー化」
加古川市による「スマートシティー化」構想については今年多くのメディアでも取り上げられました。
https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/shiminbu/shiminseikatsuanshinka/ICT/mimamori.html
特に、市全域に及ぶ「見守りカメラ」の設置は、犯罪の抑制と事件等の早期解決が期待されています。また肖像権やプライバシーの配慮への取り組みを公開することで、市民のプライバシーの不安を払拭しています。ここで注目すべきは、加古川市では「監視カメラ」というワードを使わずに、あくまでも「見守りカメラ」「見守りサービス」というワードで、市民に対してのメッセージを伝えていることです。
≪加古川市では小学校の通学路や学校周辺を中心に見守りカメラを設置し、通学時や外出時の子どもの安全を確保することで、市民の皆さんが安心して子育てができるまちを目指しています。≫
【加古川市ホーページ:見守りサービスについて】より抜粋
いかがだったでしょうか、昨年お伝えしたメルマガ「見守りカメラがやってきた」のアップデート情報として、「実家のスマートホーム化」における課題と、加古川市の「スマートシティー化」構想をご紹介いたしました。次回は後編として、コミュニケーション型のサービスの登場で変わる見守りサービスをご紹介いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次号もお楽しみに。