皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
ドリームムービー神代(くましろ)です。
今号のメルマガ「桃太郎から鬼滅の刃」の続きです。
『桃太郎は盗人なのか?』(新日本出版社 倉持よつば先生/著)
という書籍をご存知でしょうか?
作者の倉持よつば先生は執筆された2018年当時まだ小学5年生でした。
(文部大臣賞を受賞)
私たちが子供のころから知っている「桃太郎」の物語で何故、
「鬼が退治されなければいけないのか?」と疑問をもち、
そして時代によって変化する「桃太郎」のストーリーの謎について調べています。
そもそも「鬼」とは何者なのかを細かく研究・考察されています。
是非読んでみてください。
https://www.shinnihon-net.co.jp/child/detail/code/978-4-406-06389-0
鬼が現在の形となったのは平安時代からとも言われています。
それまでは、闇を恐れる心が生み出した形のない存在であり、
また、恐れの対象と同時に崇める存在、つまり「神」に近い存在でした。
平安時代に入り祭り事の「善」の対象として「鬼」の形が生まれました。
目に見える形にすることで、恐怖から逃れるということもあったのでしょうか?
鬼は時代とともに、変化していきます。
形のない、神に近い鬼。
祭り事での実態のある鬼。
桃太郎を代表する、屈強な赤鬼・青鬼。
アニメのキャラクター化された鬼。
鬼滅の刃では様々な能力を操る超能力者としての鬼。
このように時代に合わせ鬼も変化しています。
一方で時代を経ても変わらない共通点も存在しています。
いつも鬼は悪役であり、社会に対する反勢力としての存在であるということです。
そして、鬼が行なった悪事が具体的に描かれていないことも注目すべきことです。
「鬼と日本人」(角川ソフィア文庫・小松和彦/著)
こちらも併せてお勧めいたします。
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321802000149/
一部の研究者は、「鬼滅の刃」のブームは、現在の社会を象徴し鬼ブームの背景には必ず大きな社会問題が存在すると語っています。
人々の見えない不安・恐怖が、形あるものの「鬼」を必要としているのではないでしょうか?
「桃太郎」のラストは、鬼が泣きながら、助けを求めているのに
正義のヒーロー桃太郎は容赦なく退治し、財宝を奪います。
鬼ヶ島で静かに暮らしていた鬼たちにとっては、実に悲しいラストです。
現在の社会は、政治や経済、ウイルス問題が入り混じり、混乱と不安の
中、まるでわかりやすい悪を必要としているようにも感じます。
「盗人はどっちなのか?」
当時小学5年生の倉持よつば先生の疑問は「桃太郎」を通じて、
私たちに重要な社会的メッセージを投げかけているのではないでしょうか?
重要なメッセージと言えば…
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次号もお楽しみに。