今回の映像制作Tips#14は
「手軽に?一眼カメラに2つの音声入力をするには?」
というお題で私が前から試してみたかった事のテスト結果をお届けいたします。
みなさまのお役に少しでも立てたら幸いです。
映像制作の現場で撮影する際に音声の収録も大事な要素となります。
カメラの内蔵マイクでも、ある程度は収録できますが、よりクリアで聞きやすい音声を収録するためには、
外付けのマイクロフォンを使用することになるかと思います。
その際にカメラにマイクを接続しないと使えません。
通常の業務用のビデオカメラですと、このような音声入力端子が付いていてマイクなどを2本まで入力できるようになっております。
*SONY 業務用カメラサイトより
ちなみに業務用のカメラですと音声端子はXLR(キャノン)端子が標準です。
では一般的な一眼カメラではどうでしょうか?
当社所有のCanon EOS Rを見てみるとマイク入力はピンジャックの一系統のみなようです。
*Canon EOS R取扱説明書より
殆どの一眼カメラではピンジャックの一系統ステレオ入力になっており、ステレオマイクを使用すると臨場感のある音声が録音できるようになっているかと思います。
ただインタビュー撮影など映像制作の現場ではステレオのマイクよりも
例えば話者2名の対談の撮影など2つのマイクを同時に録音することがあります。
その場合には通常ですとこのような別の機材が必要になります。
XLRマイクロホンアダプター
https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gh6/option.html
こちらの機材を使用すればXLRの入力も可能ですし音量のレベル調整も可能になりますが
ただ値段も高価ですし、カメラ自体の重量も増えてしまいます。
そこで考えたのは「ステレオミニ端子からLRに音声をそれぞれ分配できるケーブルを使えば気軽に2つのマイクを使用できるかも?」
ということで試しにこの商品を購入してみました。
Amazonで購入
【ステレオ モノラル 変換 ケーブル 3.5mm ミニプラグ3極オス to 3.5mmモノラルミニメスx2 2分岐コード 15cm wuernine ヘッドホン イヤホン スピーカー対応】
¥699 税込
さて使えるのでしょうか?
実際にEOSRに接続してテストしてみます。
片側にソニーのワイヤレスマイク
もう片側にRODEのガンマイクを接続してみました。
カメラの音声メーターとイヤフォンでのモニターでは
見事に左右で別々の音声が入力できました。
次回は「この2系統の入力音声を編集ソフトに読み込んでみたら?」
という検証をしてみます。
お楽しみに。