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「映像ミエカタDIY #31:映画が終わっても耳に残り続ける音楽」【ドリームムービー通信:281号】

「映像ミエカタDIY」は当たり前のものとして受け取っている映像の効果について、身近な素材を取り上げながら、改めてその面白さを確認していくシリーズです。今回は「映画が終わっても耳に残り続ける音楽」と題して、映画音楽について紹介します。

2023年も残すところひと月ほど、皆さまいかがお過ごしでしょうか。この一年の間に見た映画を思い返してみたりするのもこの時期の楽しみのひとつではないでしょうか。

自分がどのような映画に心を寄せいていたのか、映画作品がどのように社会状況を取り上げているのか。その時々に気の向くまま見ていた一本一本の映画も、改めて一覧してみるとそれらが様々な線で結びついていることに気付いたりもします。

そうして「自分の見た映画」を振り返ってみたときに、今年は映画と音楽の結びつきに自分が惹かれていたようで、映画音楽の素晴らしさや、音楽を作ることの物語やドキュメンタリー作品の印象が強く残っています。

映画音楽の歴史
サイレント映画のBGMをオーケストラが劇場で生演奏するなど、映画と音楽の結びつきは映画初期のころから切っても切り離せないものでした。映画史における映画音楽の発展、そして現代の映画作品にとって映画音楽とその作曲家がより重要な存在になっていることについては、2017年公開のマット・シュレイダー監督によるドキュメンタリー映画『すばらしき映画音楽たち』が素晴らしい紹介をしています。

ハリウッド映画と映画音楽の歴史を中心に据えたドキュメンタリーではありますが、この作品によって人々がいかに映画音楽というフィルターを通して映画を見ているのかを実感することができるのではないでしょうか。

映画音楽の巨匠たちと出会えた2023年
2023年は誰もが知る映画監督と映画音楽の作曲家の組み合わせによる映画が公開されました。

映画宣伝に対するアプローチでも注目を浴びた宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』。映画音楽はもちろん『天空の城ラピュタ 』以降続くタッグでもある久石譲氏によるものでした。


スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的作品『フェイブルマンズ』は当然のことジョン・ウィリアムズ氏が映画音楽を担当しています。 『ジョーズ』以降50年にも渡りスピルバーグ作品に欠かせない人物となったジョン・ウィリアムズ。先に紹介した『すばらしき映画音楽たち』でも多くの時間を使って取り上げられており、その存在が映画音楽の歴史を考える際にいかに重要なものなのかを知ることができます。

映画音楽と出会う場所
スティーブン・スピルバーグがジョン・ウィリアムズのコラボレーションについて言葉を残しています。

彼の音楽は映像に自然に溶け込んでいて、いつもあるべき場所で鳴っている
”良作”と言われる映画では、音楽が映像の邪魔をすることはない


そのようにして映画に寄り添って鳴っていた音楽が、映画が終わってもいつまでも耳に残り、いつでも出会い、思い返されるというのはとても美しいことに思えます。小さなこどもが毎日のようにジョン・ウィリアムズの音楽を口ずさんでいるのを身近で見ていると改めて映画音楽の影響力を感じます。



人々の耳に残り続ける映画音楽はオーケストラのコンサートとしても人気のプログラムになっています。ジョン・ウィリアムズの映画音楽を演奏するプログラムは国内でも毎年相当数開かれており、今年は「セイジオザワ松本フェスティバル 2023」にて小澤征爾氏とも親交の深いジョン・ウィリムズ本人が指揮をするプログラムも行われ注目を集めました。その模様はNHK Eテレの「クラシック音楽館」でも放送され、惜しくもチケット抽選から外れた身としては嬉しい限りでした。

映像制作に携わる身としては、映像に相応しい音楽との出会いを日々求めていたりもしますが、映画音楽はある種の到達のようにも思えます。皆さまもふと思い出して口ずさんでいるメロディを聴きに、コンサートホールへ足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと映画が終わっても鳴り続けている音楽の素晴らしさを実感できるはずです。(了)

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