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「映像を現像しよう!(色調で映像に個性を与える)」【ドリームムービー通信:第154号】


今週のドリームムービー通信では、「映像を現像しよう!(色調で映像に個性を与える)」と題して、
現像=グレーディングでの色調整についてご紹介いたします。
*現像=グレーディングについてはメルマガ第153号をご覧ください。

まずはこちらの「現像前」と「現像後」、そして「現像+色調整」の比較動画をご覧ください。

動画の中では同じ映像が3回繰り返されますが、最初の色彩とコントラストの薄い映像が「現像前(撮影時)」の状態で、次の色彩と映像の濃淡がはっきりした映像が「現像後」のものとなります。

そして最後に出てくるものが「現像後+色調整」の映像になります。

先週お伝えした「撮影時に映像の色や濃淡を確定させるのではなく、現像=グレーディングを通して、より相応しい形で映像として表現する」という基本的な調整をベースに、さらに映像の個性となるような色調を与える。

現像=グレーディングの作業過程ではこのようなことが可能となります。

映像を映画であると感じる要素
ある1つの映像を見て、どのようにして人々が映画であると感じるか。
それには様々な要素が関係していますが、フレームレート(1秒間のコマ数)が24コマであることと同じぐらいに、
それぞれの映画作品のコンセプトに沿って設計された色調も大切な要素の1つではないでしょうか。

劇映画の制作過程についてのメイキング映像を見ていると、完成した映画本編の映像とメイキング内に登場する本編の撮影風景のギャップに驚くことがあります。

例えば、映画本編では壮大な自然の中を旅する場面として描かれているものが、
メイキングの映像を通して見ると、公園の中を散策しているような場面に見える。

この違いを取り上げてみても、グレーディングと色調整が、個性のある映画作品を成立させる上で
重要な要素であると考えることが出来るかもしれません。

映像の個性としての色調
映画監督の中にはフィルモグラフィーを通して、特徴的な色設計を貫いている人も数多くいます。
例えば、北野武監督の作品については、その独特の色調が「北野ブルー」と呼ばれ、多くの人々から作品の特徴として認知されています。

写真家の野口里佳氏も、キャリアを通底するコンセプトを伴奏するかのように、
特徴的なカラープリントの色調を保ち続けています。
それは表現媒体が映像である場合にも適用され、そこには共通する色調が認められます。

企業映像における色調表現
映画やアート等の作家の表現活動に限らず、多年に渡り制作され続けている企業CM等でも、
共通の色調を保持し続ける映像は数多く存在しています。
そこでは、映像の色調は企業やブランドのコンセプトを支える重要な意匠としての役割を担っています。

映像表現に可能性を感じて多くの企業が取り組む中では、
伝える内容が重要であると同時に、「どのような映像で伝えるのか」ということが、
改めて問われてくることになるかもしれません。

その際の重要な要素として、色調による表現について注目してみてはいかがでしょうか?

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