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「私のヒーローと将棋界」【ドリームムービー通信:第111号】

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
ドリームムービー神代(くましろ)です。

今号のメルマガ「私のヒーローと将棋界」の続きです。

瀬川晶司六段をご存知でしょうか?
藤井聡太七段に負けない、文字通り将棋界を動かした伝説の棋士です。

今回はそんな瀬川六段の魅力を少しだけご紹介します。

将棋のプロ棋士になるには、まず奨励会という育成組織に入り、その中で
行われる三段リーグ戦で26歳までに四段に昇段しなければいけません。

瀬川三段(1995年当時)は26歳で昇段できず奨励会を退会となり、
プロの道を諦めなければなりませんでした。

彼は絶望し、「将棋を二度と指すことはない」と大学へ進み、
弁護士を目指して司法試験の勉強に励みますが、司法試験も挫折し、また絶望の時期を迎えます。
しかし、将棋への熱はさめることなく、将棋の世界へ戻ってきました。

社会人となった彼は、アマチュアの大会で数々の成績を残し、さらにプロアマの大会で
プロ棋士をやぶり連勝するなど、将棋界を賑わす大きな活躍を残しました。

そのことがきっかけで、彼は日本将棋連盟に対してプロ編入の嘆願書を
提出し、その結果「プロ編入試験」が行われ、見事プロ棋士になることができました。

このニュースは当時、プロ棋士や奨励会員だけでなく、プロを諦めざるをえなかった数多くの
アマチュア棋士を勇気づけ、感動をよびました。

瀬川六段ご本人の書籍もあります。

「泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> 」(講談社文庫)瀬川晶司著

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000205293

をお勧めいたします。

将棋への熱い思いとひた向きな努力によって、挫折から這い上がる姿は、私たちに勇気を与えてくれます。

松田龍平さん主演で映画化もされていますので、そちらも合わせてご覧ください。

2005年7月18日「新宿紀伊国屋ホール」。
瀬川晶司プロ編入試験第1局公開対局、実はその場所に幸運にも私はいました。

公開対局の裏側と瀬川晶司アマ(2005年当時)の対局前の言葉を取材するためです。

対局前
熱い言葉、プロへの強い意気込みを期待してインタビューしましたが、
驚くほど冷静でソフト、さながら「武士」のような落ち着きといった感じで言葉を紡いでいました。

初戦こそ落とすものの、結果、好成績を残し見事プロ入りが決定しました。

翌年日本将棋連盟は「プロ編入制度」を正式に発足しました。

その時から彼は「私のヒーロー」になりました。

あれから15年、決して順風満帆のプロ棋士人生ではありませんが、
今年50代になった瀬川六段の活躍を私は期待しています。
必ずまた将棋界を揺るがす伝説を残してくれると信じています。

いかがでしたか瀬川晶司六段の魅力は伝わりましたか?

ヒーローが人生の喜びを高め、私たちの苦境を支えてくれる。

そんなヒーローの素晴らしさを伝えたい。

しかし、しっかり伝えることはむずかしい…

当社は、それを映像でお手伝いしており、現在キャンペーン中です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
次号もお楽しみに。

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