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「記録メディアの変貌で動画編集も変わる!」 【ドリームムービー通信:第121号】

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
8月は伊藤が担当させていただいております。

今回のテーマは「記録メディアの変貌で動画編集も変わる!」です。
今回も、マニアックで技術的な話にならないように気をつけながら書いてみます。

〜パソコンの普及により編集はリニアからノンリニアへ〜

私の記憶ですと、記録媒体(テープからメディア)の変化よりも、まずは編集機がパソコンになった方が先だったように思います。

作業として、収録はテープで行い、一旦PCのHDDに取り込みます。
もちろん実時間がかかります。
それを編集してマスターを作り、最後にはまた実時間をかけてテープに書き出していました。
今考えるとなんて効率の悪いことでしょうか!

余談ですが、PCでの編集を DTV(デスクトップビデオ)とか言っていたのも懐かしいです。
そういえばこの頃は、やたらDTM(デスクトップミュージック)やらDTP(デスクトップパプリシング)やらという言葉が流行りましたね。
その中でもDTVは一番普及しなかった言葉かもです。

このPCを使ったノンリニア編集機も出た当時、大変高価なものでした。
動画を取り込むHDDも、ずらっと何台もHDDを並べたRAIDというシステムで、しかも容量は少なかったと思います。
編集ソフトもAVIDという大変高価なソフトでした。
システムと一体で、当時1千万円近くしていたかと思います。

やはりまだ一般の人には、なかなか手が出せなかったのですが、より気軽にPCでの編集ができるようになった契機は、アップルのファイナルカットプロという編集ソフトの普及によると私は思います。

ポータブル音楽プレイヤーやスマートフォンも、アップルが広めましたので、いかにアップルが世界を変えていった企業なのか、改めてすごいですね!

ただその後、あれだけシェアを誇っていたアップルの編集ソフト、ファイナルカットプロは、アップデートで顧客の望む形とは違う形になってしまい残念ながら失速していきました。ここもまた面白いところですね。

また記録媒体も、ようやくテープからメディアになり、編集もコピーから書き出しまで劣化もなく短時間でできるようになりました。

そして今では、気軽に一般の方でも簡単に編集ができる時代になりました。
高価なソフトを買わなくても、元々PCに入っているソフトを使い、センス次第でプロクオリティーの動画が作れてしまいます。
なんていい時代なのでしょうか?

それに伴い、プロとアマチュアの差も少なくなりましたので、プロである私たちは、アマチュアの人とは違う何かが無いと、お客さまはお金を払ってくださいません。

ここでまとめとして、8月頭のメルマガで書いた、映像においてプロとアマチュアの違いに戻るのですが、映像制作を生業としている我々プロは、アマチュアに負けないよう益々日々精進していかなければいけません。

昔のように機材では差がつかない分、ソフト(内容)で勝負しないといけません。
ここでプロとアマチュアの違いが見えてきた気がします。
昔のように高価な機材で優位性のあったプロが、今はその優位性がない分、プロとしていい作品を作り続けないといけない使命感がある。

ということで、映像のことでお困りのことがありましたら、是非プロとしての使命感を持った当社にご相談いただければと思います。

全力で対応させていただきます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに!

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